私が子どもを読書好きに育てたかった理由
こんにちは。
日英絵本講師の、ののめあきこ です。
読書が苦手で絵本もそんなに好きじゃなかった私が絵本の読み聞かせを諦められず、日英絵本講師にまでなった、その根っこの理由をおはなししようと思います。
私は高校時代の友人にとてつもない「読書好き」がいました。
彼女は私が聞いたことのないような語彙もたくさん知っていて、表現力もとても豊かでした。
その時の私は彼女のことを「物知り」だと尊敬していました。
時は少し経って、
それぞれ中学校教員、小学校教員をしていた私の両親と話していた時のこと。
「算数や理科の成績が良い子はたいてい国語の成績も良い」
「かしこい子は読書をよくする子が多い」
と両親は言っていたんですね。
それはつまり、
読書好きの人は語彙力が高く、文章を理解する力も優れているので
「教科書が読める(理解できる)」「問題文が読める(理解できる)」ということなんです。
例えば、算数の文章題が解けない子は、計算ができないのではなく、そもそも問題文が理解できていないことが多いのです。
逆に、文章を読んで理解する力が高いと教科書や問題文を理解することに力を注がなくてもよいので、そのあとの計算に集中できます。
例えば、歴史の教科書を読んだとき、そこに書いてある言葉が理解できて、その様子が想像できなければなりません。1文ごとに意味がわかっても全体のストーリーとして理解できなければ意味がありません。
それくらい語彙力・文章を理解する力はすべてのものの土台になるのですよね。
そこで、高校時代の友人を思い出しました。
確かに彼女は成績もずば抜けていたんです!彼女の「読書好き」は表現力などの「伝える力」だけでなく「物事を理解する力」の源にもなっていました。
彼女の存在が私に読書の力を教えてくれました。
日本人として日本で生きていく以上、日本語は必須スキル。
日本語の言語能力が高いと、すべての「読む」「聞く」に対して見える景色の解像度が高いのです。それは学生のうちだけでなく、社会に出てからも、なんなら生きている限り私たちの力になってくれます。
そして自分の考えをクリアに伝える表現力があったのなら…人生怖いものなし!
その力をつけてくれるのが「読書」であるなら、ぜひわが子にも!
ということでいつか子どもができたら「読書好き」に育ててあげたいと思ったのでした。
いよいよ第一子の息子が生まれ、「読書好きを育てるには、まずは絵本の読み聞かせから!」と絵本を読み始めるのですが、これが上手くいかなかったんです。
絵本の読み聞かせがこんなに難しいなんて!
その話はまた今度。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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